2017年の年末から2018年のお正月明けまでに、埼玉県の所沢市から入間市の狭い範囲で、
カラスの謎の大量死(90匹!)が発見されました。
考えただけでも恐ろしい出来事です。
原因は一体何なのでしょうか?
カラスの大量死の原因は?
今回の埼玉県所沢市~入間市までの3km圏内の範囲のカラスの大量死は、
ニュースになったのは1月に入ってからですが、2017年の年末からすでに発生していたようです。
調査によると鳥インフルエンザではないらしいです。
では何が原因なのか?
最近首都圏は地震が多いから、大地震の予兆では?
という人も多いようですが、
埼玉の入間市では、2015年にもカラスの大量死が起きていて調査が進められたことがありました。
その事例を紹介したいと思います。
カラスの大量死はなぜ起きたか?原因となったのは腸内細菌か?
2015年埼玉県入間市でカラスの死骸が大量発生しました。
その時は111匹ものカラスが無くなっており、調査が進められました。
鳥インフルエンザが流行したのではないか?とする説もありましたが、
鳥インフルエンザは検出されませんでした。
この時亡くなったカラスたちから腸管が赤くはれている炎症を持ったカラスが検出され、
その固体はどれも、胃腸の中に食べ物が入っていない空腹状態だったとのことです。
つまり、カラスたちの死因は、腸管炎症により食事が取れなくなったことによる衰弱死であったとのことです。
カラス大量死の原因菌はウェルシュ菌か?
2015年の大量死の時もちょうど今年のような、年末年始の時期だったようですよ。
年末年始はどの家庭でもご馳走やおせちなどを大量に用意して、残飯が出ますからね。
カラスたちは、人間が捨てたごみをあさって食べる習性があり、そのごみを食べたことで、
腸内細菌に感染したのではないかといわれています。
そのときに見つかった菌の名前はウェルシュ菌です。
ウェルシュ菌は、食中毒の菌としては非常にポピュラーな細菌で、
普段私達が生活する中でも存在している菌です。
自然界でも土の中や水の中にもいますし、牛・鳥・魚などありとあらゆる生物が普段から保有している菌です。
人がウェルシュ菌に感染して食中毒を起こすときは、カレーやシチューなど粘性のある料理に潜んでいることが多いそうです。
なぜならウェルシュ菌は空気を嫌う特性があるのだそうです。
熱にも強いというウェルシュ菌は100度の高温でもまだ残っているとのことで、カレーやシチューを作り置きして寝かせておくのは意外と危険だそうです。
煮込み料理は次の日が美味しいのよねー。
とかって言いますが、夏場なんかはめっちゃこわいですね!!
というわけで、今回の所沢~入間市にかけてのカラスの大量発生の原因が何なのかはこれから特定されていくと思いますが、
カラスが大量に死んでいる姿なんて想像しただけで、恐ろしいです。
ヒッチコックの映画で大量に鳥に襲われるあの映画を想像してしまいました。
とにかく今回はカラスさんたちのご冥福をお祈りします。
埼玉の入間や所沢にお住まいの方で、カラスの死骸を発見した方は、
カラスの死骸を見つけても絶対に触らないこと!!!だそうです。
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